東京大学情報基盤センターお試しアカウント付き並列プログラミング講習会「有限要素法で学ぶ並列プログラミングの基礎」(準備中)
日時:2020年12月1日(月)
本講習会では,有限要素法による一次元熱伝導解析プログラムを,MPIを使用して並列化するための手順について解説,実習を行います。MPI(Message Passing Interface)はSPMD(Single Program Multiple Data)型と呼ばれるパラダイムを実現するのに適しています。有限要素法は要素単位のローカルな処理に基づいているため,SPMD型パラダイムの適用が容易であり,MPIを使用した並列化とは非常に相性が良いことが知られています。本講習会では:
- 有限要素法のプログラミング
- MPIによる並列プログラミングの基礎
- 前処理付き反復法による連立一次方程式解法のアルゴリズム
など,大規模シミュレーションに必須の数値アルゴリズムから,並列プログラミングまで幅広い知識を2日間で効率的に身につけることができます。
Oakbridge-CX(OBCX)スーパーコンピューターシステムによる実習もあります。有限要素法,MPI,並列プログラミングに関する知識や経験は必要ありません。
- 本講習会はZoomによるオンラインで実施します。
- 〔スケジュール(時間割)〕
- 09:00-09:30 重み付き残差法
- 09:30-11:30 一次元有限要素法
- 11:30-12:00 並列有限要素法への道
- 13:00-14:00 MPI並列プログラミング(1/3)
- 14:00-15:30 MPI並列プログラミング(2/3)
- 15:30-16:30 MPI並列プログラミング(3/3)
- 16:30-18:00 一次元並列有限要素法
準備(ソフトウェアを各自事前にインストールしておいてください,スパコンへのログインもできるだけ事前に済ませておいてください)[FILE]
- Windows
- Cygwin
- 「OpenSSH」を忘れないこと
- 「C(C利用者)」または「gfortran(Fortran利用者)」を必ずインストールすること
- 「make」も必ずインストールすること(「Devel」に入っています)
- 共通:下記ソフトウェアをPCにインストールしてください
講義資料
- (A):必ず事前に目を通してください,当日は説明しません
- (B):必ず事前に目を通してください,当日は簡単に説明します
- (C):自習用です,当日は説明しません
- (X):詳しく説明します
- (Y):必ず事前に目を通してください,詳しく説明します